Path of Exileの特徴
Path of Exile(PoE)に興味を持ってくれたプレイヤーの方へのガイド。
この記事ではゲームの目標や特徴などについて解説。
ゲームの特徴
典型的なハック&スラッシュMO
PoEは敵を殺してアイテムドロップに一喜一憂するジャンルのゲーム。
おそらく最も近いのはDiablo2というゲーム。
Diablo2のクローン的なゲームは結構いろいろある。
- Titan Quest
- Grim Dawn
- Sacred (3はちがう)
- Torchlight
- Dungeon Siege
このあたりが有名所で,PoEもこの手のクローンの一種。
マルチプレイへのスタンスを問わず遊べる
他のプレイヤーとのコミュニケーションは個々のプレイヤーの裁量次第で,ソロプレイでも全く問題なく遊べる。
Coopプレイは最大で6人まで遊べる。
ギルド機能はあるが,ギルド間のPvP的な要素はなく,倉庫を一部共有しクランチャットで話せるくらい。
いろんなゲームからシステムをマッシュアップしてる
このシステムどっかで見たことあるな…ってシステムが結構多い。
例えばPoEのスキルシステムはFF7の「マテリア」っぽいシステム。
システム/【マテリア穴】 - ファイナルファンタジー用語辞典 Wiki*
やたら広大なパッシブスキルツリーはFF10の「スフィア盤」っぽい。
クラフト用アイテムを通貨として流通させているシステムはDiablo2のルーンに近いものがある。
あとスキルや装備のネーミングは多分MTG由来っぽい。
キャラクターの育成計画(ビルド)をたてるのがおもしろい
多くのハクスラと同じように,キャラクターの育成計画(ビルド)の構築の幅が結構広い。
- いちばんつよいビルド
- ドロップ運を必要としない割に強いビルド
- アイテム稼ぎに最適なビルド
- 誰もやっていない未踏領域のビルド
- バグすれすれの仕様の隙間を狙ったビルド
など,いろいろなプレイヤーのニーズに応えた調整をやってくれていると思う。
基本プレイ無料&課金が良心的
PoEは基本プレイ無料(F2P)。
課金によるキャラクタの強化は存在しない。
ただし、一種のP2W的な要素とみなせるのは、倉庫の拡張。
- アイテムを保管するページの追加
- 通貨アイテムが自動整理できるページの追加
- アイテムの売買が格段に便利になるページの追加
課金することで倉庫の機能が一気に便利なものになる。一度課金してしまえば永続的に倉庫の機能は利用できる。概ね2000円~5000円程度課金すれば倉庫関係では不満のないプレイが可能になる。
その他の課金要素としてはキャラクターやスキルの見た目を変える物がある。ゲーム性には寄与しないが、特にスキルの見た目を変えるものは、ヴィジュアル面で見やすかったり軽かったりするので、これもまたほんの少しP2W的な要素があるが開発が意図したものではないだろう(たぶん)。
ゲームは全編英語で日本語化modなどはない
とはいえゲームの基本になる部分の英語は簡単なもの。
特に重要なステータス部分の英語は,ほぼ記号的なものなのですぐに覚えられる。
ただ特殊な効果などで意味がわかりづらい英語が結構出てくるのも事実。
ゲームの目標
メインクエストの攻略
現在のところ、Path of Exile(PoE)は四章にまたがるメインクエストが有り、それぞれAct1,Act2などと呼ばれている。
より高い難易度の周回
さらにその四章にまたがるメインクエストをクリアすると、難易度が上昇した二週目、三週目に突入する。一周目の難易度はNormal,二週目はCruel,三週目はMercilessと呼ばれる。
Mapの攻略
Mercilessをほぼクリアした状態に差し掛かると、Eternal Laboratoryという施設からMapというエンドコンテンツに挑戦することが出来る。Mapへの挑戦は多くのプレイヤーが目標にしている。
さらにMapはAtlas of Worldというシステムにより、未踏のMapを制覇するごとにボーナスが得られる。Mapを埋めていくのも目標の一つ。
特殊なダンジョン・Labyrinthの攻略
さらに、Labyrinthというダンジョンが各周回+αで用意されている。Labyrinthのクリアによりキャラクターを大きく強化出来る報酬が得られるので、すべての周回でLabyrinthをクリアすることも重要な目標の一つ。
Labyrinth - Path of Exile 攻略Wiki
凶悪なボスの撃破
非常に強力なボスであるShaperやAtziriなどの討伐も大きな目標の一つ。
ビルドの構築
そして、それらの目標を実現するためにビルドを試行錯誤し、アイテムドロップに一喜一憂するのが、おそらくPoEの最もコアな部分にあるコンテンツだと思う。
システム
スキルジェムシステム
FF7の「マテリア」っぽいシステム。
装備についている穴に
「スキルジェム」という石を嵌めてスキルを使う。
たとえばFireballという火の玉を飛ばすスキルジェムを装備に嵌めると
火の玉を飛ばせる。
さらに装備同士の穴がつながっている時がある。
これはすべての穴同士が連結している。この状態をリンクと呼ぶ。(たぶん)
スキルジェムとリンクした穴に「サポートジェム」という石を嵌めるとスキルジェムが強くなる。
例えばFireballにGreater Multiple Projectilesというサポートジェムを嵌めると
火の玉の数が増える。
広大なパッシブスキルツリー
PoEのスキルツリーはやたらでかい。
実際のスキルツリーは公式サイトのここ↓でみれる
これに加えてサブクラスであるAscendancyというシステムもある。
リーグシステムと経済
PoEはいくつかのシステムを用意して、インフレを防いでいる。
PoEにはChallenge LeagueとPermanent Leagueの二種類の環境がほぼ常に存在する。
Challenge League
Challenge Leagueは約三ヶ月ごとに開催されている。三ヶ月経つとリーグは終了し、すべてのキャラクターとアイテムはPermanent Leagueに送られるので、定期的に経済がすべて白紙に戻る。実験的なシステムの導入がいち早く行われたり、チャレンジをクリアすることで特別な報酬(見た目関係)が得られる。どうも運営はこのリーグに人を呼びたいらしい。最も盛況なリーグである。
Permanent League
Permanent Leagueは経済のリセットが一切発生しない環境なので、マイペースにプレイしたいプレイヤーが集まる。
さらにそれぞれのリーグには、さらにHardcoreリーグが存在する。Hardcoreでキャラクターが死亡するとPermanent Leagueに送られる。つまり、Hardcoreリーグでは一度も死亡できない。
カレンシーアイテム
PoEの通貨はすべてアイテムであり、それぞれのアイテムは装備のクラフトに用いられる。クラフトによって通貨が消費されていくことで、インフレが防がれる。
どんな初心者プレイヤーでも、非常に高い価値を持つ通貨アイテムがドロップする可能性は常に存在する。